MyBlog Ver1.40



甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
 オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
 僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
 それもいい。
 さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
 だからいい。やはりいい。


■公式ホームページ


経済の本
『父が娘に…経済の話』
ヤニス?バルファキス
ダイアモンド社

人に何かを伝えることは難しい…
それが専門知識とくれば更に困難さは極みに達する
しかも伝える相手が肉親であれば妙な感情が交錯するから厄介だ…
この本はそうした立ちはだかる幾つもの壁という壁を何とも上手く乗り越え切ったなかなかの強者だ


経済には必ず人間が絡んでくる…
実は当たり前のことだけれども、その当たり前を優しくかつ懇切丁寧に解き明かす…
経済は実に魔物だ
しかしそこに絡む込む人間こそ真の魔物であることを教えてくれる


娘に語る経済の本
経済を語りつつも実は人間を語る

教え諭すということは強要でも強制でも決してない
相手のことを慮る
この本はそのことをも解き明かす
2020-05-18 09:30:18[481]


旅の断片
『旅の断片』
若菜晃子
アノニマ?スタジオ

書き手の立場から
紀行文の創作は実に難しく思う…
思い入れが強すぎれば当然読み手に対して押し付けがましくなる…
かといって淡白過ぎてしまうと文章から味が消える
著書はそうした難しさをするりとくぐり抜けながら、読み手を自らの旅の世界に見事に誘ってくれる


旅は欧州や亜細亜や北米とまさに世界を駆け巡る…
そこで感じたことを感じたままに綴るのではない…
先ずは人がいる
喜怒哀楽があり生活の匂いがある

次に自然がある
単純に味わうだけのものではない

自然と対話する
ありのままのものをありのままに自らに受容する
地球環境がどうとかこうとか要らぬお説教もない

作者の懐の深さ
卓越した文章力
なせる技は嫉妬さえ覚えてしまう

本の装丁も良い
挿絵もシンプルでほのぼのとする

表紙も特徴的だ
カバーに隠れずやはりありのまま

ありのままの良さが実感できる…
優しさが全てに表れている一冊だ

追記
実は同じ著者で同じ出版社のお勧めがもう一冊ある
『街と山のあいだ』
2020-05-04 09:00:06[480]


古典を読もう
古典を読もう!!
などと呼びかけしようものなら、
どれだけ絶対拒否の返答が聞かれることだろうか…
それでも敢えて呼びかけてみたい

古典を読もう!!

「古典は暗記物」
これは大きな間違いで勘違いだ…
確かに受験勉強に際してはそうした側面があることは否定しない
そこからの脱却…
古典を鑑賞する…
古語も文法も暗記など一切しない

良い訳を見つける
良い導き手を探す
古典の世界をじっくりと味わう…
更にいえば現地に足を運んでそこにある風物や空気に直に触れる
古典が暗記物であるという厄介な先入観は必ずや払拭されるだろう

良い訳はどこで見つけるのか
お勧めは角川のビギナーズクラッシックシリーズだ
原文と訳文が隣同士でなくお互いが邪魔にならない
先に訳文を読むのも何ら問題なし

注釈もあってとても見やすい…

良い導き手はどいか見つけるか
コストが掛からない最善の方法…
以下のサイトがやはりお勧めだ
国語を専門とする「ことばスタジオ」が運営するオフィシャルサイトの『国語教室』
古典だけでない…
読み方は日本文学全般に及ぶ…
書き方のページも充実している

http://ww1.hot-milk.jp/~kokugo/

一度覗いてみては如何だろうか…
何度もくどいようだが必見である
2020-04-20 00:01:55[479]


静かな小説
『アルジェリア、シャラ通りの小
さな書店』
カウテル?アデミ
作品社

ある事情があって
とにかく静かな小説を読みたいと思った…
購入の経緯は新聞の書評欄だった

静かなタイトル…
即日購入を決めた

僕はアデミという著者を知らない

アルジェリアについても同じだ…
詳しいことはほとんど知らない…
でも知らなくても一向に構わない

知らなくても静かな時が著者と著書と共に過ごせる
こういう小説は滅多に出会えない

ここでの静かな時
戦争、死、抗争…
アルジェリア解放戦争がリアルに描写されているにもかかわらず…
それでもそこには一貫して本という生き物の沈黙を守りながらの息遣いが聞こえる…
シャラ通りの書店は書店でありかつ出版社だった…
物言わぬ本への飽くなき愛着とそれを放逐する人々
それらの見事な描写が読み手に静かな時を与える…

便利さにすっかり埋没した私達…
便利なのに多忙だ
だからこそ静かな時が必要なのではないだろうか…
静かにそう思う
2020-04-06 00:44:21[478]


三島由紀夫おぼえがき
『三島由紀夫おぼえがき』
澁澤龍彦
中公文庫

三島由紀夫を文学的に評論する…
その意味で本著は名著に値する

三島由紀夫を思想の断面から捉えたものは実に多い
それは致し方ない
なぜなら三島は思想家でもあり、またれっきとした行動家でもあったからだだろう…
だかそもそも彼はやはりれっきとした文学者だった
そこを忘却した三島論に時々へき癖することもある

本著が名著である理由は決してそれだけではない…
澁澤氏自身が三島と親交があった

しかも重要なのは思想家また行動家の三島ではなく、文学者三島そのものとの交友であったことだ…
だから各氏との対談も文学論で活き活きしている
三島を単に持ち上げたりしない…
論理的批評を見事に展開していく

澁澤龍彦とくればやはりサド侯爵がよく知られる
もちろん彼もまた立派な文学者だ

そして紛れもなく彼は一流の批評家でもあるのだ

文学者と批評家
見事な両立にはただ圧倒される…
2020-03-16 08:14:11[477]


小泉八雲集
『小泉八雲集』新潮文庫

再度続けてラフカディオ・ハーン
に触れておきたい
今度は小泉八雲としてのハーンだ

小泉八雲の作品はよく知られる…
その殆どが怪談だ
だがしかし八雲は名随筆家だと僕なりに評価する…
特に男女の情愛についての随筆は一読の価値がある

八雲の説く情愛は実はそのまま怪談作品へと?がる
情の薄さは幽霊を生み出せない…
情の並々ならぬ厚さが幽霊という存在を形づくる…
幽霊とは単に恨めしさからくる存在なのではない…
日本人独特の情がそれを形象していくのではないか

この作品集は文庫版でしかも分厚くはないものだ…
けれども読むのに時間を要する…
それはなぜだろう
日本人の持つ情…
きっとそこに自分なりの思いを馳せるからだろう
だから読書はいい
2020-03-02 00:00:07[476]


『心』
ラフカディオ・ハーン
岩波文庫

日本の内面
日本人の内面
その特異性に正面から切り込む…
なかなか読み応え十分の一冊だ

日本人が日本や日本人の内面を抉るのは難しくない
自らの内面生活を客観的に直視かつ注視すればよい
しかし外国人が日本を日本人を捉えるのは難しい…
それはなぜか…
言語という厳然たる壁が大きく立ちはだかるからだ

ハーンは言語的相違を上手くくぐり抜けて宗教的価値観という側面から日本に迫る…
前世の観念
因果応報…
日本仏教の概念と日本人の精神構造
キリスト教の概念と日本人の精神構造
比較宗教論とまではいかないがなかなかそこはハーン流に興味深い


昨今のように劣化の極みにある日本人をどう見るか
明治という時代と現代と一体全体比較が可能なのか
僕は可能だと思う

進化と劣化
劣化と崩壊
崩壊と破滅
現代日本人論を語る足掛かりになるハーンの必読書
国家が破滅するまでに全ての日本人が読むべきだ…
まず無理だろうが
2020-02-17 13:07:39[475]


文化防衛論
『文化防衛論』
三島由紀夫
ちくま文庫

三島由紀夫烈士

実は僕は玉川博己氏を代表幹事とする三島由紀夫研究会の会員だ…

こう書くと甲山はれっきとした右翼作家と評される
実にありがたい…

ついでに記そう…
靖國神社奉賛会
更に中央乃木会
更に加えて万世特攻慰霊碑奉賛会

いずれにも会員として所属する…

右翼作家の証明には事欠かない…
どうかご自由に評して頂きたい

話を最初に戻そう

三島の言う文化…
それは責任という語に裏打ちされた命を賭してのものに他ならない

文学者も芸術家も我が身の創造物にどれだけの責任を負えるのか
それは文学や芸術に留まらない…
政治も経済もそこに関わる人間の責任は無限だろう
辞めれば問題なし
そうした時限的有限的な措置や対処に警鐘を鳴らす

天皇もまた然りだ…
万世一系を抱く我々大和民族の魂

それを一制度としてのみ捉える
或いはそれを破壊や破滅に導く
そうした悪臭漂う軽々しい思想にも三島は明確に切り込んでいく

僭越ながら三島の当該思想と僕の思想に全くの寸分の違いはない…

ニュートラルどころか崩壊寸前の現代日本人の頭脳
思索も思考もいやそうした語彙さえも喪失している

三島の嘆きがまるで振動のように僕の身体を貫くのはなぜだろうか

国家の崩壊は内からも起こり得る

歴史の一証人になり得る可能性は全く否定はできない
2020-02-03 07:37:04[474]


ポー作品集
『ポー傑作集』
江戸川乱歩名義訳
中公文庫

久々にポーを読む

渡辺温と渡辺啓助兄弟翻訳による
、エドガー?アラン?ポーの作品集

とにかく翻訳の素晴しさに圧巻

中身はそれだけには留まらない…

谷崎潤一郎の手記に記録された、温の不慮による事故死当日の模様

啓助の子息東の手記に記された、温と父啓助の表裏一体な兄弟関係

作品集であり、翻訳集でもあり、
これはまさに貴重な一級資料だといって過言でない…

ポーが単にポーのみに留まらなく
、乱歩を率い、渡辺兄弟を率い、
谷崎や当時の文壇をも率いてくる


文学はタイムマシン
文学とは無限な時を潤いよく与え
てくれる宝箱なのだ
2020-01-20 07:21:41[473]


断捨離2020
断捨離という言葉
これを人間関係について用いるのは如何なものか…
などと考えつつ、他となれば断交
または断絶以外、具体的に思いつく言葉がない…
ありきたりは嫌だから断捨離で貫くのもよかろう

断捨離は僕の得意とするところだ

基準ははっきりしているがここでは多くは語らず

思考力の無い者
思索力の無い者
知ったかぶりをする者
人の褌で相撲をとる者
肘を付きつつ食事をする者
気持ち悪い咀嚼を続ける者
堂々と自分の意見を言えない者
パワハラセクハラとすぐ騒ぐ者
スマホを眺めてニヤニヤする者
縦列歩行
暴走自転車
食べ歩き

まだある
国賊
売国奴
スポーツ馬鹿

糞と屑はやはり際限ない

これらはもちろん断捨離の対象…
本性が表れ次第通達無しに断行
それが僕なりの相手への優しさだ

今年も断捨離は大いに役立った…
来年ももちろん十分役立てたい

というよりも…

先に挙げた下劣な人間達へ告げる

僕に近付かないで
あなた達を見る目ももったいない

健康で文化的な生活があなた達によって損なわれる
だからお願いです
下劣な人間達は今後一切近付かないで下さいまし…

こんなことを書くと必ず次のような批判が殺到する

「甲山という奴は上から目線だ」

だからあなた達を下劣と蔑むのだ

甲山は上から目線では決してない

甲山は極超真上から目線なのです
お分かりになりましたかな
無理だろうけど…
ちょちょんがチョン
ちゃちゃんがチャン
無理は無理なのだ
2019-12-28 09:00:22[472]