『「世間体」の構造』(NHKブックス)井上忠司著
日本は極めて不思議な国だ
生まれてこの方長く日本人をやってきてつくづくそう思う
結論から言えばムラの蓄積がこの国のカタチだということになる
近所というムラ
職場というムラ
宗教というムラ
親戚というムラ
同窓というムラ
あらゆるムラムラムラ
山本七平流に言えばムラは所謂心情的な共同体に過ぎないということになる
つまり情緒的属性がこの国を支配しているという訳だ
だから当たり前の議論はできない
ただし当たり前の陰口と寄合と談合は得意中の得意になっていく
本書は社会心理史の立場から世間体を掘り下げている
これを読んだらまた無性にあの『甘えの構造』を読みたくなった
読書とはそういうものだと思う
僕は陰口は言わない
言うべきことは直接本人に伝える
陰口を言われたらどうするか
基本は放置する
酷い場合は法に照らして対処する
今までもこれからも変わらない
ただしこういう対処は日本人的でないから当然嫌われ疎まれる
だがしかしだ
日本は放置国家ではなくれっきとした法治国家だ
相手が誰であれつまらなくくだらないムラの情緒になど流されない
ムラなどクソ喰らえ
僕はそういう考えなのだ |