MyBlog Ver1.40



甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
 オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
 僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
 それもいい。
 さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
 だからいい。やはりいい。


■公式ホームページ


スリルトレイン

「阪急電車の車掌が扉を閉め忘れ発車」

阪急といえば高級感溢れる路線を走るというイメージを持つ人も多い
もちろん僕もそのひとりだ…
ところがどっこいそうした固定的イメージを自ら覆そうという意図からだろうか
ユニバーサルスタジオジャパンも驚きのスリルトレインへの大変身とは実に恐れ入ったの一言だ…

一昨年のこと…
阪急電車ではないが近鉄バスで僕も不愉快な経験をしたことがある…
始発乗り場でのこと
発車間際まで扉も開かず乗務員が車内にて携帯でおしゃべり
頭にきた僕が彼に問いただすと私用であることをあっさりと認めたのだ…
ふざけるのも程というものがある

とにかく阪急であれ近鉄であれ乗客の安全を預かるという姿勢に僕は随分疑問を感じている
というのも最近特に乗務員同志の交代時等での私語がどうも気になって仕方ない
運転手や車掌らが構内に響きわたるくらいの音量で私語を交わし合う
もちろん彼ら彼女らは鉄道マニアやバスマニアやその他素人ではない
言わずとしれた乗客の命を預かるというれっきとしたプロ中のプロだ
そういう自覚を乗客のこの僕が微塵も感じられないというのはどうしたものか…
お笑いごとでは済まされない
外国語のアナウンスやサミット前のゴミ箱封鎖などのパフォーマンスも大事だろう
しかし何より大事なのは乗務員のモラルなのではないのか…

とにもかくにも電車やバスにスリルは全くもって要らない
同時に各鉄道会社の組織劣化も要らない…
仮にそのツケを乗客に払わせるという魂胆ならこいつはもっての外だと僕は思う
2016-04-18 08:20:03[371]







お勧め

最近読んだ本の中でお勧めの一冊はこれだ
『「子供を殺してください」という親たち』押川剛著 新潮文庫

内容の詳細についてここでは語らない
ただひとつ言えるのはタブーに切り込んだ著者の行動力とその勇気は賞賛に値する以上のものということだ

精神障害者移送サービス
そこでの生々しい体験がここに詳細に記されている
著者が経験したことに近い事実を僕は隣近所という関係において体験したことがある

体裁を繕う世間体に縛られる親たち
それに乗じて暴れる子ども
そうした負の循環…
こうした事例に出くわさなくともこの国にはれっきとした世間が存在する
しかもそれは社会システムよりもさらに重い枠だ
結局これらによって時にまるで暴発したかのように事件は勃発する…

タブーは内部によって拵えられる
そしてそれは外部によって巧みに保存される
そこを見事に開示した著者の力量は大いに評価されるべきではないだろうか

お勧めの一冊
できれば親子で読んで欲しい
2016-04-07 14:48:37[365]


袋とじ

僕はほとんど新聞を読まない…
新聞は読むものではなく眺めるものというのが僕の持論だ
もちろん興味深い記事にはしっかり目を通すしストックすることなどもなくはない…
何しろ僕の興味はいつも揺れている状態だから大体が新聞記事の狭い枠だけに収まりきれない訳だ

それでは一体何を読むのか…
普段の読書以外に僕の場合は週刊誌を実によく読む
なぜなら…
横並びではないその独自性が僕の勝手気ままな心を大いに揺さぶってくれるからだ

新聞は時の大臣や官僚の横暴を無理に指摘などしない
一方で週刊誌は粉飾決算を不正会計などとする表現の汚れ切った歪曲は行わない
ある意味そこはとても正義に溢れている
それに週刊誌には新聞などにはない袋とじという優れものがある
チケットやスポンジは要らない
鍋ややかんなども欲しくはない
袋とじがあればそれで十分だ…

閉じられた空間への妙な期待感
同時に起こる焦燥感
普段以上にハサミを丁寧に扱う
湧き上がる達成感…
そしてどっと押し寄せる失望感と疲労感と倦怠感
袋とじはあらゆる感情をほぼ一時に味わえる優れものである
それでいて恨み辛みも起こらない平和のシンボルだと言える

とはいうものの部屋中に或いは仕事場が週刊誌に袋とじに埋もれているわけでは決してない
あくまでもそれは普段の仕事や読書の合間という時々のことに過ぎない
しかもちょっとばかりいい気分でコンビニに立ち寄ったりしたらもうおしまい
手には週刊誌が必然として握られてしまっている
興味深い記事と僕の心をそそる袋とじ…
いやはや世の中はやっぱり本当にバンランスよくできているのだ
2016-03-21 14:07:07[364]


日本裏歴史私論

人にはそれぞれ癖というものがある
僕の場合は「裏〜」とくれば敏感に反応するという癖が備わっている
ただこれを他人はフェチというが僕は癖と呼んでいる
他人は他人で僕は僕なのだから仕方ない…
そしてこれさえも癖だと僕は自覚している
癖は皆が持っている
スマホに没頭し過ぎてホームから転落するのも癖
公共交通機関内でお揃いのブレザーに身を纏った低レベル大学の体育会系低脳学生がそれと同質の騒ぎをするのもこれまた癖だ
爆買いに調子を全開にするのもやっぱり民度であってこれまた国をあげての癖となる訳だ

話を元に戻そう
最近楽しみにしているシリーズ本があってこれが「日本裏歴史」というタイトルの雑誌だ
要はこの雑誌は僕の癖をある程度満たしてくれる内容になっていて、ちょっとエッチな広告を除けばなかなか読みごたえのあるものなのだ

過去の怪事件に潜むちょっとした謎
今なお怪しげな噂に包まれる超辺境
廃屋
廃駅
廃線
廃人
などなど…
とにもかくにも霊が潜むトンネルなどと聞くだけでワクワクするのだ

実は僕はこれまで随分事故部屋に宿泊したし、霊が潜むとされる場所にも行ったことがある
ただし残念なことに一般人が経験される怖い体験はこれまで一度もない
それに学生時代に僕が住んでいたアパートなどは周囲が鬱蒼とした場所にあって、ちょくちょく事故や事件もあったというそんな胡散臭い環境に包まれていたのだ
そういうことだから僕のこの体質はやはり本物なのだろう

いずれにしてもこの雑誌にある裏歴史を探訪したいという欲求は日増しに大きくなっている…
但し働き盛りの僕にそのような自由はしばらく許されそうにない
だから「日本裏歴史」は大変貴重で僕の癖を満たしてくれる大切なツールとさえ言える訳だ
そしてそういう癖を時々小説にも織り交ぜてみる
癖にも分かち合いが必要なのだと僕は思っている
2016-03-07 12:38:33[363]


壇一雄

壇一雄の「太宰と安吾」を読んだ
角川ソフィアは良い本出すなぁ…
これは本気の感心

壇一雄と言えば「火宅の人」で…
「火宅の人」と言えば福岡能古島
そして緒方拳にいしだあゆみに…

僕が小さなフェリーで能古島に渡ったのはちょうど二十歳の時のこと
島をほとんど徒歩で周遊して日射病になって船着場でとうとうダウン
そして博多に戻って病院など行かず中洲でへべれけになるまで呑んだ
これまた今や懐かしい思い出だ…

ところで「太宰と安吾」の太宰編に森敦が登場しているのは意外だった
森敦の「月山」
これも日本文学史上の大名作だ

壇一雄も太宰も言わば放蕩の限りを尽くしたはずだ
にもかかわらず周囲は誰も見放さなかった
いやむしろ慈しんだと言って良いだろう…
その中に森敦がいて亀井勝一郎がいて井伏鱒二がいてなどなど…
何とも羨ましい

懐かしさと羨ましさの陶酔
読書はだから止められない
2016-02-20 14:22:44[362]