あまり知られてはいないことだけれども
実は僕には極度のげん担ぎ症候癖がある…
起床から出勤までの一連の動作
通過する自動改札機
列車の座席
飲み物
食べ物
小用の便器
その他諸々
これらが毎日一定していないと何やら気持ちが落ち着かない
そして不吉な予感すらするのだ
例えば実際に嫌なことが起こったりすると、その日の朝に駅のトイレで使ったイレギュラーな便器のせいにしたりする…
漏れ寸前でたとえのた打ち回ったとしても、やはりいつもの使い慣れた便器にすれば良かったのだ…
だいたいあの先客の野郎が僕の愛すべき便器を長時間占有したりするからこんな嫌な目に遭うのだ!
あまりに切れの悪いあの野郎から僕の便器を何としてでも奪い返さねばならぬ…
きっと便器も残念がっているに違いない
ああ ̄愛しの便器よ!
僕が不覚だったのだ…
今後は二度と君を裏切るまい
これらのことをある知人に話してみたら…
「それはげん担ぎではなくただのわがままではないのかね」
そう呆れられてしまった
そして翌日何とも嫌なことが起こった…
以来自分の癖を話すこともきっぱり止めた
もちろんこれも立派なげん担ぎだと思う
それでこんなことを書くと明日の僕の身の上を心配される方がいるかも知れない
でも大丈夫なのだ
なぜなら今回は話したのではなく、ただ書いただけだから…
結局僕は極めて自己チューでしかも都合の良い人間なのだ |