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コラム
心に吹く隙間風
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心に吹く隙間風その11
今年も至る場所で秋祭りが盛んに行われた。
伝統ある祭りもあることにはあろうが、大体は伝統とはただの口実に過ぎない。
結局は地元にへばりついて決して離れようとはしない輩たちの著しく低レベルな社交場となっている。それが現実である。
私はそのような低レベルな輩たちのことを地域の寄生虫と呼んで蔑んでいる。
酒代欲しさに地域から花代と称して現金を巧妙に奪い取り、伝統と称して未成年の男女が泥酔し、そして時には陰部を曝して絡み合う、謂わば町中が無法地帯と化する、これが秋祭りの実態である。
私が居住する地域もまったく例に洩れず、大勢の寄生虫たちが、町中の無法地帯化に奮闘されている。
自転車を歩行者にぶつけても、謝罪もしないで逃亡を図る常識知らずの無能者も、子供会の役員だとか何とかで、しっかり寄生虫のお仲間入りだから、全くもって大笑いである。
秋祭りも大いに結構であるが、モラルを無視した祭りはもはや祭りではない。
それはただの乱交パーティーである。
伝統ある乱交パーティーなど断じて不要である。
それでも寄生虫たちは伝統という名の下に、毎年毎年乱交パーティーを繰り広げていくのだろう。
だから知的種から寄生虫だと忌み嫌われるのである。
甲山羊二
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